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学生が適正だと感じる初任給は? 「20万~24万円」が減少 | ニコニコニュース

 就職・転職情報サービスを手掛ける学情が発表した調査結果によると、学生が適正だと感じる初任給の額が上昇傾向にあることが分かった。「20万~24万円」という回答が減少したのに対して、「25万~29万円」が増加。初任給を引き上げる企業の増加や物価高騰などを背景に、学生の意識も変化しているようだ。

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 調査は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生大学院生を対象に実施。人材確保を目的に新卒の初任給を引き上げたり、新しい給与制度を導入したりする企業が注目される中、これから就職活動をする学生が初任給についてどう考えているのか探った。

 初任給について、どの程度が適正だと思うか尋ねると、最も多かったのが「20万~24万円」で45.6%。次いで「25万~29万円」が38.1%、「30万~34万円」が9.4%だった。一方、22年の調査と比べると、「20万~24万円」は12.9ポイントも減少し、「25万~29万円」は9.3ポイント増加。30万円以上の回答も増加した。

 初任給が高い企業の志望度については、48.3%が「志望度が上がる」と回答。「やや志望度が上がる」の38.3%と合わせると、9割弱を占めた。

就職活動における初任給の位置付け

 給与制度に対する取り組みとして、初任給を引き上げたり、専門性や能力に応じて初任給を設定したりする企業についても質問。そういった企業に対して「志望度が上がる」という回答が65.1%を占めた。「どちらかといえば志望度が上がる」も27.3%となっており、合わせると9割以上に上った。

 回答者からは「初任給を引き上げる企業が増えているので、変化に対応している企業は好感が持てる」「企業が個人の能力を評価しようとしていることが分かる」というコメントが寄せられた。

 就職活動における初任給の位置付けについては、「最優先ではないが重視している」という回答が75.6%を占めた。「最も重視している」は7.8%にとどまったものの、ほとんどの学生が初任給をある程度意識しているようだ。

 調査は8月24日9月6日、同社が運営する「あさがくナビ2025」のサイト訪問者を対象にWeb上で実施。373件の有効回答を得た。

初任給に対する学生の意識は?

(出典 news.nicovideo.jp)

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