教育費、7割の保護者が「重い」 学校外の費用平均が過去最高を更新 | ニコニコニュース
7割近い保護者が、子どもの教育費を「重い」と感じている。ソニー生命保険(東京都千代田区)が調査結果を発表し、大学生以下の子どもがいる保護者のうち、教育費の負担を重いと感じる人は「非常にあてはまる」(23.8%)、「ややあてはまる」(43.6%)を合わせて67.4%だった。
【調査結果】社会人になるまでに必要な金額は? 未就学児の保護者に聞いた
子どもの就学段階別に見ると、教育費負担を重いと感じている保護者の割合は、就学段階が上がるほど高くなった。大学生等(予備校生・浪人生・大学生・短期大学生・専門学校生等)の保護者では78.2%に達した。
子どもの将来について、教育資金の不安がある人は83.5%だった。中高生の保護者で最も回答割合が高く(87.3%)、未就学児の保護者(86.3%)、小学生の保護者(83.1%)が続いた。
不安を感じる理由の1位は「物価の上昇」(55.7%)。2位は「教育資金がどのくらい必要となるか分からない」(35.2%)、3位は「収入の維持や増加に自信がない」(33.5%)が続いた。
未就学児の保護者が、子どもが小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金として回答した金額の平均は1439万円で、調査開始以来の最高金額を更新した。金額帯別に見ると、最も回答が集まったのは「1000万~1400万円くらい」(31.4%)。
スポーツや芸術などの習い事や家庭学習、教室学習など、学校外教育費に対する1カ月当たりの支出では、月平均で1万7593円だった。こちらも調査開始以来で最も高い金額となり、就学段階別に見ると中高生の保護者(2万5675円)が最も高かった。
大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女を対象に、インターネットで調査した。期間は2024年1月31日~2月1日で、有効回答数は1000件。