今回は「サラリーマンなのに冒険がしたすぎてリモートワークしながら南極を自転車で走った」オオシマさんが登場。彼は日本縦断をはじめ、オーストラリア3800km縦断、北極圏を5000km走破など、これまで自転車でほぼ地球縦断をはたしている猛者だという。29歳で結婚し、妻のユカさんに「これまで北極海~オーストラリア南端まで自転車で地球を縦断した」という事実を告げると、ユカさんからは「上が北極なら下は南極じゃないと地球縦断じゃなくない?」という返答が。ショックを受け、ずっと“南極”が心に引っ掛かっていたオオシマさんだが、当時南極は過酷すぎてサラリーマンでは到底いけない場所だと思っていたそう。しかし、ある本との出会いで渡航が可能であることを知る。
南極へ行くことをユカさんに許してもらったオオシマさんは、その日を境に水20kgを背負って自転車で出勤したり、会社に着いたら27階まで階段ダッシュをするなど、徹底した身体づくりを行うことに。しかし南極を自転車で旅するには、最低でも1カ月かかることが判明し、ダメ元で上司に休みが欲しいと打ち明けると「普段の仕事も命がけでやるならOK」との返事が。そこから南極でリモートワークをすることを約束、約4年の準備期間を経て2014年12月24日に南極自転車旅へ出発した。
いざ南極に着くと、自転車が進まないなど想定外の出来事が続出。自分の排せつ物を持ち運ぶことで荷物も大量になり、自転車旅はより過酷なものに。そんな中で行わなければならないリモートワーク。挙げ句はガイドとして雇った南極、北極、エベレストを制覇している有名な冒険家・エリックと犬猿の仲に。やがて、オオシマさんを命の危機が襲う。