飼い主の浮気現場を見た犬、冷たい表情で完全無視
メキシコ、ケレタロ州ケレタロに住むカレン・カーノさん(Karen Cano)さんは、オス犬の“ロロ(Rollo)”を飼っている。
カレンさんはロロのことをとても甘やかして育ててきたそうで、「ロロは私と一緒のベッドで寝るし、私たちはいつも一緒なのよ」と笑顔を見せる。そしてロロもまた、大好きなカレンさんにはいつも忠実で、お互いにかけがえのない存在であることは言わずとも分かっているようだ。
ところがある日のこと、ロロはカレンさんが別の犬といるところをたまたま目撃してしまい、心がざわめき傷ついた。
実はカレンさんのビジネスパートナーは、“バラ(Bala)”という名のメス犬を職場に連れてくることがあり、カレンさんはバラがやってくると必ず、優しく撫でて温かく迎えていた。
一方でロロは、職場に来ることは滅多になかったが、その日は「ロロとバラを会わせてみよう」ということになり、カレンさんは男きょうだいに「ロロを職場まで連れて来てくれないかしら」とお願いしたという。
そうして車に乗り、カレンさんの職場の前までやって来たロロは、オフィスのガラス越しにバラがカレンさんに飛びつき、撫でてもらっているのを目撃したのだった。
当時の車内の様子を捉えた動画では、浮気現場を目の当たりにしたロロが、氷のように冷たい表情でじっとカレンさんを見つめていて、メラメラと嫉妬しながらも、ショックを受け悲しそうにしているのが分かるのだった。
ロロはその後、カレンさんが車にやって来て撫でようとするとそっぽを向いて完全無視を貫いており、体を背けて目を合わせようともせずに冷遇した。
そんなロロについてカレンさんは、このように語り苦笑する。
「ロロは嫉妬心でいっぱいで耐えられなかったのよ。私はロロとバラが友達になれたらいいなと思ったけど、ロロは友達が欲しいのではなく、私だけが大好きなの! だからバラが入り込む余地なんてなかったのよ!」
ただ幸いなことに、ロロは意外にも早くカレンさんの浮気を許してくれたようで、おやつをあげるとすっかり機嫌を取り戻したのだとか。
カレンさんは「ロロに食べものを与えると、いつも許してくれるの」と明かしており、この一件後、ロロを安心させ、「ロロ以上の犬はいない」ということを分かってもらうため、思いっきり抱きしめて甘えさせたそうで、最後にこう述べた。
「私の心の中では、ロロの位置づけは決して変わらないわ。例えどんなことがあろうともね。私たちは一番の親友なの!」
画像は『Karen Cano nutrición 2023年6月27日付TikTok「¿Y tu perro es celoso? Pues…」』『The Dodo 2023年6月30日付「Dog Gives Owner The Cold Shoulder After Catching Her With Another Pup」(KAREN CANO)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)