バブリーな肩パット入りスーツを、現代風にお直ししたら…… ほれぼれする職人技に「めっちゃいい!」「お宝が生き返った瞬間ですね」 | ニコニコニュース
レトロな昭和時代のスーツを、現代風にお直しする動画がInstagramで「めっちゃいい!」「かわいくなっててすごい」と話題です。再生数は44万回以上、“いいね”は1000件を超えています(記事執筆時点)。
投稿したのは、オーダーメイドの衣装を製作している「東京あすか工房」さん。洋服のお直し屋さんで働き始めたのをきっかけに洋服作りをはじめ、現在はCM衣装など、芸能関係の衣装を手掛けているそうです。
今回の依頼主は、バレエの先生。生徒さんから譲ってもらったハナエモリの女性用スーツを現代風にしてほしいとのことです。淡いピンクのツイード生地やチェック柄などのかわいらしい部分を生かしつつ、大胆に解いて作り直していきます。
●形に古さを感じてしまうスーツをお直し(ビフォー)
想像以上に手縫いのシーンが多く、途中で依頼者本人に着てもらって確認や希望を聞きながら、何度も仮縫いをしてミシンでの本縫いへ。
製作期間は約2カ月と大工事で、限られた制限のなかで最善を尽くすお直しの難しさを感じます。そして完成したスーツを見てみると……?
●現代風に変身!(アフター)
パッと見でわかる劇的な変化はありませんが、その印象は大きく異なっていてビックリ。肩パットで大きく膨らんでいた肩や長めだったジャケットの丈がすっきりとしたシルエットになって古臭さが消えており、さり気ないかわいらしさと上品さがプラスされていてとってもすてきです。全体のラインが美しい……!
コメントでは「体型もキレイに見えるし古さを感じないです」「スカートのラインどうやったらこうなるの? めっちゃいい!」「前の雰囲気を残しながらも明らかに可愛くなってて凄いです!」「お洋服も喜んでますね、きっと」など、驚きや称賛の声が寄せられています。
●詳しいメイキング動画も必見
このスーツのメイキング動画は、YouTubeで公開されています。上着は厚すぎる肩パッドを変更し、肩幅を詰め、裾と袖丈を短く。ほかにもポケットを小ぶりに変えていたりと、いろいろなところを作り直しているのがわかります。全体の印象の変化は、細かなこだわりの積み重ねで生まれていたのですね!
スカートもご本人に合うシルエットが決まってから解体してやり直しており、要望でタイトスカートをマーメイドスカートにするという難しい工程もありました。製作過程を見てからあらためてビフォーアフターを比較すると、その形の変化に驚くことでしょう。
さらに裾にフリルを付けてほしいという要望も、裏地に付けてちら見せする形でおしゃれに叶えています。チェックの柄合わせや、袖の裏地を手縫いで縫い付けたりと、丁寧な仕事ぶりにも感動します。
●リメイク依頼は公式サイトから
オーダーメイド服の依頼は、東京あすか工房さんの公式サイトで受付中です。また、これまで手掛けてきた作品やメイキング動画は、YouTubeチャンネル「東京あすか工房の縫いlog」/Instagram(@asuka_kobo)/X(Twitter:@asuka_kobo)/TikTok(@asuka_kobo)で公開されています。