”キムタク信長”46万人越えを果たした松本潤の”家康”「金陀美具足」写真
黄色い歓声とともに姿を現したのは、大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康を演じる松本潤である。
4年ぶりにほぼ通常規模で開催された「浜松まつり」。5日に行われた「家康公騎馬武者行列」には、劇中と同じ「金陀美具足(きんだみぐそく)」姿の松本が登場し、この日だけで68万人を集客する大盛況となった。
武者行列といえば昨年11月、木村拓哉が参加した「ぎふ信長まつり」の「信長公騎馬武者行列」が、46万人を集客したことも記憶に新しい。関西大学名誉教授の宮本勝浩氏が解説する。
「若い世代に人気のある芸能人を呼ぶことによる経済効果は非常に大きいです。全国からファンの方が来られているので、宿泊率も高くなる。信長まつりの経済効果は2日間で約150億円。浜松まつりは計算が出来ていませんが、大成功は間違いないでしょう」
これまでと違う、松潤演じる「優柔不断な家康像」
大勢の人を熱狂させた今回の騎馬武者行列。武将として人気がなかった家康に対する認識も変化するのでは、と語るのは「どうする家康」で時代考証を担当する、静岡大学名誉教授の小和田哲男氏だ。
「家康像は時代によって随分違います。近代では『狸親父』と言われ、ずる賢い男という印象が強かった。でも研究が進み、現代では本来の家康の人間味が知られてきています。『どうする家康』の作中での優柔不断な部分もそう。今はまだ戦国武将としての人気は信長や秀吉の方がありますが、今後逆転していくかもしれませんね」
信長超えは彼の演技にかかっている? どうする? 松潤!